ページの先頭です
メニューの終端です。

RI

[2024年4月5日]

ID:1072

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

RI検査

RI装置

SIEMENS社 Symbia Evo Exel
2018年2月~
Modality画像1
Modality画像2

RI検査について

RI検査は、患者さんに目印をつけた薬、つまり「放射性医薬品」を投与することから始まります。
他のエックス線検査は、装置がエックス線を発生させ、主に臓器の形態の異常を調べるのに対し、RI検査は、装置がエックス線を発生させるのではなく、患者さんに投与した放射線医薬品が体内からガンマ線を放出し、その放射線を装置が収集して画像にしています。
投与された放射性医薬品の分布や集積量、経時的変化の情報から臓器や組織の形態だけでなく、機能や代謝状態などを評価することができます。目的となる組織や機器の違いによって、投与する放射性医薬品が変わります。
検査用の放射性医薬品には、放射能の減衰する時間、【半減期】といいますが、半減期の短い放射性同位元素が用いられ、ごく微量を投与します。
そのため、撮像時間が長くなり1時間以上かかる検査もあります。 放射性医薬品と呼ばれていますが、いわゆる「くすり」として人体に直接働きかける効果・効能はなく、あくまで診断のための医薬品です。
当院では30種類ほど検査はあり、代表的なものとしては以下の通りです。

心臓:心筋シンチ
頭部:脳血流シンチ、 DAT シンチ
肺 :肺血流シンチ
腎臓:腎シンチ、レノグラムシンチ
腫瘍・炎症:Ga シンチ
骨:骨シンチ

骨シンチ画像1
心筋シンチ画像1
心筋シンチ画像2

CT検査やMRI検査と同様に形態的な情報を得ることも可能ですが、核医学検査の一番の利点は、血流や代謝などの定量化による評価が可能であることです。
つまり、病気の原因となる機器の形態的な異常が現れる前の診断が可能であり、早期発見につながります。
検出器は SIEMENS製クリスタルやAUTOFORM コリメータ(SIEMENS社特許技術)を搭載し、高感度・高分解能特性を活かした短時間撮像やコントラストに優れた画像が提供できます。
回転 SPECT 収集においては、被検者に接近しつつ、一定速度で回転する間、常にデータ収集を行います。
すべてのコリメータに対応するため、比較的時間を要する腫瘍系の検査でも、時間ロスのないSPECT撮像が可能です。

検査の流れ

入室
地下一階の放射線科受付にお声かけください。受付表を発行いたします。

注射
投与する薬によって待機する時間が異なります。長く時間を置く検査であれば、一時帰宅をしていただいても構いませんが、検査時間には遅れないように来院してください。また、投与しながら検査をする場合もあり、その場合はそのまま検査となります。

検査
検査の種類によって異なりますが、15分~60分ほどで終了します。

終了
解析には時間を要しますので、結果は後日となります。

放射線科からのお願い

  • 検査の放射線医薬品は、常時当院にあるわけではなく検査当日の朝に配送されます。使用期間も検査日のみとなりますので、当日の検査キャンセルはお控えください。
  • キャンセルは、検査前日までに、検査を申し込まれた診療科もしくは放射線科に連絡をしてください。
  • 検査は基本仰向けに寝て撮像しますが、激しく動きのある方や、ある程度静止できない方は検査が出来ない場合があります。
  • 授乳中の方は、検査終了後から授乳をしばらく止めていただきます。
  • 些細なことでも構いませんので、わからないことや不安なことがあればお聞きください。