マンモグラフィ
当院のマンモグラフィー装置
MAMMOMAT Revelation 2024年4月~
マンモグラフィー検査について
マンモグラフィー検査は、乳房の健康状態を評価するためのX線検査です。主に乳がんの早期発見を目的としています。そのため、マンモグラフィーは、小さな腫瘤や異常を見つけるために高解像度となっています。マンモグラフィーでは乳房を圧迫板で圧迫しながらX線撮影を行います。この圧迫は一時的な痛みを伴うことがありますが、乳腺を見やすくすることを図っている他、被ばく量を減少させるために必要不可欠ですのでご了承ください。
圧迫板の最適化
圧迫時に圧迫板が乳房を包み込むようにしなるため、痛みが少ない構造となっています。また、圧迫を行う際に装置が最適な圧迫強度を感知し、自動的に止まる機構も備えています。
トモシンセシスについて
トモシンセシスは乳房の詳細な画像を得ることができる撮影です。X線装置が乳房の周りをアーチ状に動きながら、さまざまな角度から撮影します。これらの画像はコンピュータで再構成されます。これにより、乳房内部の詳細な構造が確認でき、乳房の異常をより正確に見つけることができます。
上図のように、画像左の通常の撮影では乳腺が重なっており、病変部が分かりにくいですが、画像右のトモシンセシスでは、乳房下部にある病変を視認しやすくなっています。
詳細な画像
トモシンセシスは、乳房の内部構造を層ごとに表示します。従来のマンモグラフィーでは見つけにくかった腫瘤や石灰化などの構造がわかりやすくなります。また、乳腺が密な女性にとっても有用です。従来のマンモグラフィーでは組織が重なり合って見えにくい部分も、トモシンセシスでは見やすくなります。
検査の流れ
入室
1階放射線科受付にお声かけください。受付票を発行いたします。受付票に受付番号が発行されますので、その番号にて(8)番-乳房撮影室からお呼びします。
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検査説明・着替え
禁忌事項に該当しないか、チェックリストを患者さんと確認します。確認が出来たら着替えをして頂きます。検査は直接乳房を圧迫しますので、上半身裸になって頂き、置いてあるバスタオルを肩から掛けて頂きます。
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撮影
上から圧迫する頭尾方向撮影、斜めから圧迫する内外斜位方向撮影を行います。撮影方向については検診、乳腺外科等受診されている内容により異なります。
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終了
放射線科からのお願い
- 以下の方はマンモグラフィー検査を受けていただくことができません。患者さんの安全のためご了承ください。
- 妊娠している方
- ペースメーカー・を埋め込んでいる方
- 豊胸手術を行っている方
- シャントチューブを挿入している方
- ポートを挿入している方
※自覚症状があり、乳腺外科を受診された方は担当医とご相談ください。
- 圧迫板で圧迫を行う際、痛みを伴う場合があります。より良い画像を撮影するためご了承ください。しかし、痛みが我慢できない場合は遠慮なくお声かけください。
- 何か分からないことや不安なことがあればスタッフまでお申し出ください。