心療内科/診療科・部署のご案内
[2024年7月24日]
ID:323
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糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病は日常のストレスと関連の深い病気であり、通常の内科治療に加え生活習慣の是正やストレスへの対処様式を改めるなどの心身医学を基盤とした治療を行うことで改善することが知られています。こうした心身症と呼ばれる疾患群はその発症や経過に心理社会的因子が密接に関与した病態で、特に心身両面からのアプローチが重要です。上記以外にも狭心症や心筋梗塞、気管支喘息や過換気症候群、胃十二指腸潰瘍や過敏性腸症候群、クローン病や潰瘍性大腸炎、めまいや片頭痛などは代表的な心身症であり、内科、循環器科、呼吸器科、神経内科と連携しながら治療を行います。
これらに加え、近年うつ病、パニック障害、不安障害といったコモン・メンタルディスオーダーと云われる疾患群の患者さんが急速に増加し、当初は内科や心療内科を受診することも多いようです。このような本来は精神科領域といえる患者さんの診療は、内科医と同様に非専門医としてプライマリーケアを中心に携わります。当院の心療内科の担当医は精神科医ではなく内科医であり、専門病棟もないため、精神科医の診療が望ましいと判断される患者さんは初診の時点で近隣の精神科へご紹介させていただいております。
抗不安薬や抗うつ薬などを中心とした薬物療法に認知行動療法、心理行動医学的アプローチ、システムズアプローチ、解決志向アプローチなどの心理療法を組み合わせて治療しています。
当科は、平成22 年4 月より、嘱託医1 名による週1 日の外来診療となりました。
当科は精神科ではなく、心理社会的因子が関与していると考えられる内科疾患を治療する診療科です。精神疾患が疑われる場合は近隣の精神科またはメンタルクリニックを受診していただきますようお願いいたします。
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