循環器内科/診療科・部署のご案内
[2024年5月1日]
ID:241
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循環器内科は7名の常勤医で、心臓カテーテル検査、血管内カテーテル治療、高周波カテーテルアブレーション治療、ペースメーカ植込み手術などの高度な専門診療を行っています。 また24 時間体制で循環器科スタッフが急性心筋梗塞、うっ血性心不全、不整脈などの緊急で処置を必要とする疾患に対応しています。
循環器内科のスタッフとの連絡には、かかりつけ医や地域連携室を介して緊急対応が必要と思われる場合にご連絡ください。
心エコー図検査や運動負荷テストは外来受診当日に行うことができ、ホルター心電図(24 時間心電図)は当日に装着することが可能です。心筋シンチグラフィーは予約検査としています。高血圧診療に対しては、中心血圧やPWVの測定を用いて動脈硬化の評価をしたうえで適切な血圧管理を目指しています。最近では、原発性アルドステロン症の診療に積極的に取り組んでおり、外来でカプトリル負荷試験による機能検査を行ったうえで、必要なら副腎静脈サンプリングを行い治療方針の選択に役立てています。
320 列マルチスライスCT(MDCT)を用いた冠動脈CTアンジオは外来検査として施行しています。この冠動脈CTアンジオ は毎日(月―金)行っており、地域連携室から予約することができ、循環器専門医が診察・検査・診断を行い、適切な治療方針をご報告しています。
年間心臓カテーテル検査は約800例、冠動脈形成術(風船療法、ステント留置)は約 300 例、血管内治療は100例、高周波カテーテルアブレーション治療は約170例、永久ペースメーカ植え込み術は約40 例行っています。特に、心房細動症例に対する高周波アブレーション治療は、滋賀、京都、奈良の近隣3 府県では6 病院のみ可能で、当院はその一つで高い成功率を示し、県外からも入院していただいています。
腎血管性高血圧に対する経皮的腎動脈形成術、閉塞性肥大型心筋症に対する経皮的心室中隔焼灼術、慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する肺動脈形成術、手術不能大動脈弁狭窄症に対するバルーン大動脈形成術も行なっています。
これらの検査および治療は、循環器スタッフ全員で検討したうえで、患者さんご本人とご家族に十分な説明を行い施行しています。特に高齢患者では、多臓器に障害をもち、日常生活の活動性や認知能力が低下している方もおられ、全人的な評価をもとに慎重に検査の必要性や治療方針を決めることにしています。
平成26年6月から心臓リハビリを開始しました。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、生理検査技師などがチームを組み、心疾患患者さんの快適な社会生活や病気の再発予防を目指して、適切な運動療法、栄養指導、薬剤指導、生活指導を行っています。
このように地域医療と患者本位の医療を基本とし、常に質の高い循環器専門医療を提供できることを目指し、スタッフ一同研鑽を重ねています。Copyright(C) Hikone Municipal Hospital. All Rights Reserved.