血液内科
診療の基本方針
当科の対象疾患は、血液疾患全般とし、特に悪性疾患である白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫を中心に、その診断・治療(化学療法、免疫療法、遺伝子治療)を行い造血幹細胞移植(自家・同種末梢血幹細胞移植)も行っています。
また、血液専門医と血液担当看護師、薬剤師、管理栄養士、検査技師は常に血液疾患患者さんに関してディスカッションをし、あらゆる問題点について医療スタッフが共通の知識を持って診療にあたるように努めています。
特色ある検査・治療設備
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骨髄検査:血液疾患の診断に最も重要な検査です。外来でも簡単に受けていただいています。年間300 件ほど実施しています。
- 細胞表面マーカー検査(FACS):血液疾患の診断のために、骨髄細胞、リンパ節細胞、末梢血細胞の性状(表面マーカー)の解析を実施しています。
- 血液クリーン病床:7 階A病棟には、一般病床と区切って 14 床の血液疾患対象病床を有しています。さらにそこには造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植など)を実施するために移植病室を完備しています。
- 液体窒素細胞保存システム:大切な造血幹細胞(骨髄、末梢血幹細胞など)を永久保存するための体窒素タンクを設置しています。
専門外来
- 疾患の多くが湖北、湖東、 東近江地域の開業医の先生方からの紹介であり、 疾患の緊急性を考慮して常に受け入れる体制をとっています。
- HIV 感染症外来を実施しています。
医師の紹介
主任部長 地域連携センター長 吉川 浩平(よしかわ こうへい) 平成8年卒業
- 専門分野・得意疾患
造血幹細胞移植・造血器悪性疾患化学療法・HIV/AIDS・消化器全般 - 認定医・専門医等
・日本内科学会認定認定内科医
・日本血液学会認定血液専門医
・日本救急医学会ICLSインストラクター、ディレクター
・日本内科学会JMECCインストラクター、ディレクター
・ICD(インフェクション コントロール ドクター)
・日本DMAT隊員
・滋賀医科大学クリニカルインストラクター
- ひとこと
わかりやすい説明を心がけています。
副部長 小森 友紀子(こもり ゆきこ) 平成24年卒業