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泌尿器科/診療科・部署のご案内

[2022年8月29日]

ID:90

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泌尿器科

診療の基本方針

 湖東地域における中核病院であり、腎、泌尿器疾患の全てを対象にしています。特に尿路性器の悪性腫瘍、炎症、先天異常、尿路結石症、排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱)、腎不全等です。また癌拠点病院として、増加中の悪性腫瘍に対する完結的な治療戦略の確立、敷衍を最重点課題としています。

A.迅速、正確な診断

B.非侵襲的かつ根治性を併有した手術術式

C.再発防止のための制癌化学療法の実施

D.さらに放射線照射療法については放射線治療専門医といっそう、連携を強くしていく、などです。

 こうして手術、化学療法、放射線照射を組み合わせた集学的治療を提供しています。また、比較的多くを占められる高齢者の方にはいわゆる、QOL に鑑みた治療法を目標においています。 
 今年度、新たに滋賀医大から田口先生、小﨑先生を迎え4人体制となり、更に充実した医療を提供したいと思います。

特色ある検査、治療法、医療設備

体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)

体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)

  1. 尿路結石症
     平成14年に新病院移転以来使用してきた体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)が老朽化し、平成28年にストルツ社製砕石装置を導入しました。その他の内視鏡的抽石術と併せて治療可能です。平成28 年度は上部尿路結石症65 例に、のべ 150 回の ESWL 療法を施行しました。比較的大きな結石など、ESWL に抵抗性である場合は積極的に内視鏡的抽石術を施行し治療が遷延しないようにしており、良好な成績を残しています。 
     平成25年度ホルミウムヤグレーザーを購入、これまで困難であった上部尿管から腎盂腎杯の結石に対しても軟性鏡とレーザーを駆使して砕石ができ、硬性鏡による砕石術と合わせて昨年度は21例に行いました。 
     結石ではありませんが、尿管狭窄、尿管腫瘍、特発性腎出血などの診断治療にも内視鏡的アプローチを試みています。
  2. 膀胱癌
     CT、MRI 等と組み合わせて進行度を確認後、経尿道的膀胱腫瘍電気切除術(TUR - Bt)や所属リンパ節郭清を含む根治的膀胱全摘出術を施行しています。平成28 年度は TUR - Bt 70 例と昨年に引き続き多い症例数でした。これは内視鏡手術後、より確実性を期して2nd TURも積極的に行っているからと考えます。また、再発予防目的としてBCGや抗癌剤の膀胱内注入療法も積極的に行っています。進行癌や、再発例に対する全身的制癌化学療法をする機会も増えています。
  3. 前立腺癌
     年齢が比較的若い早期癌の方に対しては根治的前立腺全摘出術を採用しています。手術を希望されない方、手術療法が適応ではない場合は前立腺に対する根治的な放射線照射療法も積極的に採用しています。進行がんや高齢者に対してはホルモン療法が主体となります。また、低リスク癌の場合、すぐに治療をせずPSAの推移を見ながら待機治療をすることも増えてきました。 一方、ホルモン抵抗癌あるいは全摘出術後の再発例に対しては、放射線照射療法、全身的化学療法も行い、患者さんの QOL を保持しつつ、延命を図るようにしています。一昨年に新たなホルモン治療薬2種類、抗がん剤1種類が使えるようになり、使用する機会が増えました。著効を示された方もおられます。
     なお、前立腺内に小線源を埋め込む治療が確立され、外照射を組み合わせてこれまで小線源治療の適応外であった局所進行癌にも施行されています。希望される方は滋賀医科大学に紹介しています。また、滋賀医大ではロボット補助下の前立腺全摘出術を開始し、軌道に乗ってきたようです。希望者は紹介しています。
  4. 腎癌
     腎癌は手術以外にはインターフェロンが使われた時期もありましたが、奏効率は決して満足のいくものではありませんでした。最近分子標的薬が数多く開発され、腎癌にも有効な薬が登場しました。現在6種類の分子標的治療薬が承認され、副作用がいろいろあるのですが、効果がみられる症例も経験しています。さらに新たな免疫治療薬が腎癌にも使用できるようになり、治療の選択肢が増えました。
     また、滋賀医科大学から鏡視下手術に秀でた先生に来ていただき、鏡視下手術を行うようになりました。27年度は腎摘17例、部分切除術6例を鏡視下手術で行いました。今後も症例を増やしていきたいと思います。
  5. 排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱等)
     下部尿路造影や膀胱尿道ファイバースコピー(軟性、硬性)に CT、MRI も加えて形態的異常を把握します。一方、尿流動態検査(ウロダイナミクス)にて機能的異常を確認します。薬物療法においては、αブロッカーや抗コリン剤、β3刺激剤がここ数年複数開発され、また前立腺肥大症の治療薬であるデュタステリドが使えるようになり治療の幅が広がりました。さらに平成25年PDE5阻害薬であるタダラフィルが前立腺肥大症の治療薬として承認され、効果が期待されるところです。それでも薬物療法に抵抗する前立腺肥大症には経尿道的前立腺電気切除術(TUR-P)を、また、重度の腹圧性尿失禁には尿失禁防止手術を行うようにしています。
  6. 停留精巣、陰嚢水腫など、小児の疾患
     手術必要例には可能であれば、1 泊ないしは日帰り手術を実施しています。
  7. 血液浄化治療
     通常の血液透析治療のみならず、その他の種々の血液浄化治療を施行しています。血液透析治療に不可欠である内シャントの作成、修復を院内のみならず院外からの紹介も含めて 40 例施行しています。また、シャント狭窄に対するPTAを10例に行いました。
     最近遺伝性疾患である多発性嚢胞腎に対する新しい治療薬、トルバブタンが使用できるようになりました。平成27年1月には多発性嚢胞腎が難病指定となり、医療補助が受けられるようになりました。当院でも同薬による治療を導入し、腎機能障害の進展を遅らせるよう努めています。

専門外来

1.ストマ外来

  尿路系ストマの管理。経験豊富な 皮膚・排泄認定看護師と連携し、ストマに関する種々の問題解決に成果をあげています。ともすれば軽視されがちな患者さんの身体的な問題が容易に解決できるようになり、多くの方から喜ばれています。

2.CAPD 外来

  連続的携行式腹膜透析(CAPD)の患者さんの外来診療を行っています。(第一水曜日午後、)

院外から参加いただける勉強会、症例研究会など

泌尿器科はやや特殊な診療科であり、近隣の諸先生方から、多くの患者さんをご紹介いただいております。文書によるご連絡は可及的、速やかに行うように努力しております。これら患者さんについての、あるいは、広く、泌尿器科全般に関するご質問・ご意見等は随時、電話等でお受けしております。またご来院していただければ、合同回診、フィルム検討等が可能です(できればご予約をお願いいたします)。臨床検討会は毎週、金曜日午後5時 30 分から泌尿器科外来にて開催しております。

医師の紹介

副院長 長谷 行洋(ながたに ゆきひろ) 昭和59年卒業

  • 専門分野・得意疾患
     泌尿器科全般
  • 認定医・専門医等
     日本泌尿器科学会専門医、指導医
  • ひとこと
     良質な医療が提供できるよう心がけます。そのためにもコミュニケーションが大切。何でもおっしゃってください。

部長 佐野 太一(さの たいち) 平成18年卒業

佐野 太一
  • 専門分野・得意疾患
     泌尿器科疾患全般
    (泌尿器がん、前立腺肥大症、尿路結石など)
  • 認定医・専門医等
     日本泌尿器科学会認定専門医・指導医
     がん治療認定医
     泌尿器腹腔鏡技術認定医
  • ひとこと
     ていねいな診察、説明を心がけています。

医員 田口俊亮(たぐち しゅんすけ) 平成28年卒業

医員 小﨑成昭(おざき なりあき) 平成28年卒業