人工関節手術ロボット【CORI‹コリ›】を滋賀県で初めて導入しました(お知らせ)
[2024年1月23日]
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当院では2023年12月に変形性ひざ関節症に対する人工ひざ関節置換の手術において、次世代型ロボット支援手術システム「CORI(Core of Real Intelligence)サージカルシステム」(Smith & Nephew社製)を導入しました。
CORIサージカルシステムは、従来から用いられている光学式ナビゲーションに骨切除を計画通り行う機能が追加された手術支援ロボットになります。
患者様個々のひざの状態を手術中にシステムに読み込ませることで、ひざの靭帯バランスを可視化することが可能です。可視化された情報を参考に、医師が人工関節の設置プランを調整することができ、患者様個々にあった手術を行うことが出来ます。
赤外線カメラが骨切除を行うドリルを認識し、切除範囲と切除量をコントロールします。ロボットシステムが骨切除を行うドリルの刃先の位置と回転数を制御し、計画通りの骨切除をサポートします。計画エリア外(切除してはならないエリア)にドリルが進むと、ドリルの刃先の回転がストップするようになっています。医師が設定した手術計画通りに骨切除を行うことができるので、正確かつ安全に手術を行うことができます。
通常の人工ひざ関節置換術では、前十字靭帯を切除しますが、靭帯切除によりひざの安定性が低下し、ひざ関節の完全な再現が困難でした。一方で前十字靭帯を温存する人工ひざ関節単顆置換術や両十字温存型人工ひざ関節置換術は患者満足度やQOL(生活の質)の向上が期待されます。CORIはこのどちらの手術法にも対応しており、比較的難易度が高いとされている両十字靭帯を温存する手術を安全で正確に行えるようサポートいたします。
当院では人工関節手術ロボットの導入により、変形性ひざ関節症で悩む患者様に、満足度の高い診療が提供できることを目指しています。最先端の医療を受けられる機会をつくり、今後も地域医療に貢献していきたいと考えています。
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