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薬剤部の主な業務

[2025年6月3日]

ID:884

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薬剤部の主な業務

調剤業務(内服薬・外用薬・注射薬)

 オーダリング(電子カルテ)の処方情報を調剤支援システムに連携させることで、調剤、注射セット、薬品管理、薬剤管理指導業務に連携させて、併用禁忌、用法・用量、重複投与等のチェックを容易にしています。
 また、調剤支援システムの一環としてバーコード照合システムを導入し、安全性の確保と業務効率化を図っています。
 さらに、調剤進捗システムを活用することで、病院内の調剤・払出状況をリアルタイムに反映させ、病棟との連携を円滑にしています。

医薬品情報業務

 医薬品の適正使用に向けて、さまざまな情報を収集・整理・評価・加工し、必要に応じて迅速に提供できるよう努めています。これらの情報は院内の電子カルテ端末で閲覧できるよう整備しており、病棟薬剤業務支援や医薬品安全性情報等の周知・確認に活用されています。提供している情報の主な内容としては、添付文書改訂情報や薬剤のトピックスなどがあり、医薬品適正使用に関する記事を掲載した『DRUG INFORMATION』や『DRUG NEWS』等を定期的に発行しています。
 さらに、薬事委員会では採用審査に関する資料を作成し、事務局としての機能を果たすことで、合理的かつ透明性の高い医薬品選定のプロセスの推進に貢献しています。

医薬品情報業務

医薬品管理業務

 院内で採用している医薬品の在庫管理や有効期限・温度管理等の品質管理をSPDと共に行い、発注・在庫の適性管理を行っています。また国の方針によりジェネリック医薬品を積極的に採用し、医療の高度化に伴い採用医薬品の増加、高額化が進む中、医薬品の安定供給や品質保全を厳密に行っています。

病棟薬剤業務

 病棟毎に担当の薬剤師を配置し、入院患者さんに安全かつ最適な薬物治療を提供できるように医師、看護師、メディカルスタッフと連携して業務をしています。
 入院時には、患者さんが服用している薬(持参薬)の服薬状況やアレルギー歴、既往歴などの情報を確認しています。また、入院後に当院で処方された薬との相互作用、検査値や年齢などから投与量や薬剤の選択に問題がないかチェックし、患者さんの状態に応じて、薬の処方提案や医薬品の情報提供を行っています。
 また、入院患者さんのベッドサイドに伺い、薬についてより理解をしていただくために、薬の効果や飲み方の説明だけでなく吸入薬や自己注射の手技の説明なども行っています。


抗がん剤調製業務

 抗がん剤の投与は、安全に治療が行えるようにレジメン(用法・用量・投与間隔等)を管理し、処方鑑査を徹底した上で調製を行っています。調製には、手袋やマスク・ガウンの装着、安全キャビネット内での操作により、職員の暴露防止対策を徹底しています。さらにバーコード認証や電子天秤と連動した混注鑑査システムの導入により薬品の取り違えを防止し、「誰が・何を・どれだけ調製したか」を自動記録することで、高い正確性のある調製を行っています。

抗がん剤調整業務1

通院治療センター

 外来の化学療法室(通院治療センター)に薬剤師が常駐しており、抗がん剤の投与量や投与スケジュール、検査値や支持療法等の確認を行い、必要に応じて疑義照会や処方提案を行っています。患者さんに対しては薬剤説明やセルフケア指導、副作用のフォローアップを行い、最適な治療が進められるように努めています。
 また、カンファレンスやキャンサーボードにも参加し、患者さんにより良い治療が提供できるよう他職種と情報共有を行っています。保険薬局の薬剤師とは化学療法室で運用している治療日誌や研修会等を通じて連携を取り、地域の患者さんをサポートしています。

通院治療センターカンファレンス