シスプラチンを含むがん薬物療法後の急性期予防的制吐剤投与率/QI 医療の質の指標
[2024年12月23日]
ID:875
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がん薬物療法における悪心・嘔吐に対する考え方の基本は発現予防です。
使用する抗がん薬によって大きく影響されるため、催吐性リスクに応じた制吐剤の使用は重要です。シスプラチンは高度催吐性リスクに分類されており、急性の悪心・嘔吐に対して、NK1 受容体拮抗薬と 5HT3 受容体拮抗薬およ びデキサメタゾンを併用することが推奨されています(グレード A 一般社団法人 日本癌治療学会編 制吐薬適 正使用ガイドライン 2015 年 10 月【第 2 版】)。
本指標では、この 3 剤の制吐剤が使用されているかどうかを測定しています。日本病院会QIプロジェクトの算出定義に基づき、DPCデータより算出しています。
令和5年4月1日~令和6年3月31日
件数 | |
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実施日の前日または当日に、5HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの3剤すべてを併用した数 | 91 |
18歳以上の患者で、入院にてシスプラチンを含む化学療法を受けた実施日数 | 95 |
令和5(2023)年度 | 95.8% |
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令和4(2022)年度 | 83.3% |
令和3(2021)年度 | 94.7% |
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