閉塞性動脈硬化症の治療について
[2018年9月12日]
ID:452
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
皆さんは、閉塞性動脈硬化症という病気を聞いたことがありますか?
閉塞性動脈硬化症とは動脈硬化によって全身の血管が細くなり、さまざまな症状を引き起こす病気のことです。
閉塞性動脈硬化症の認知度は、一般の方の約3%程度とほとんど知られていませんが、実は非常に恐ろしい病気なのです。この病気は、下肢の症状が出てから放置した場合の死亡率が大腸ガンより高く、その死亡原因の7割以上が心筋梗塞や狭心症であるとされています。実際、閉塞性動脈硬化症が見つかった糖尿病患者さんの約50%に狭心症が合併しています。また、閉塞性動脈硬化症は脳梗塞の合併も多いとされています。そのため、この疾患を早期に発見し全身の動脈硬化の評価や進行の抑制に取り組むことが最も重要なのです。
閉塞性動脈硬化症の早期診断に最も有用なのが血圧脈波検査で、痛みもなく5分程度で行える簡単なものです。当院では、完全予約制の下肢専門外来もしくは循環器内科を受診して頂ければ、いつでも気軽に検査ができます。また、閉塞性動脈硬化症の治療内容や日常生活の注意点についてのパンフレットも、1ブロック外来に用意してあります。早期発見・早期治療につなげるためにもパンフレットを一読して頂き、皆さんがこの病気についての知識を深めた上で、気になることがあればいつでも循環器内科を受診してください。
(平成30年9月現在)
詳細については下記資料をご覧ください。
閉塞性動脈硬化症について
閉塞性動脈硬化症の説明
彦根市立病院診療局循環器内科
電話: 0749-22-6050
ファックス: 0749-26-0754
Copyright(C) Hikone Municipal Hospital. All Rights Reserved.