ページの先頭です
メニューの終端です。

薬品情報課の業務紹介

[2025年6月3日]

ID:293

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

薬品情報課の業務内容をご紹介します。

医薬品のマスター管理に関して

 当院では処方オーダリングシステムを導入し、個々の医薬品について独自の情報提供が必要な場合、医師が処方オーダーを行う際に注意すべきメッセージを表示できるよう設定しています。また、併用禁忌チェックシステムを設定することで、患者ごとの内服薬、注射薬、外用薬に加え、病名を含めた総合的な禁忌薬チェックが可能となっています。さらに、処方オーダリングシステムの整備により、病名や併用薬の禁忌情報を処方時に反映し、医師の処方意思決定を支援しています。加えて、薬品名称への薬効併記や規格を明示することで、医療安全の向上にも寄与しています。

DI業務に関して

 医薬品情報(DI)を厳密に評価し、特に緊急性が高い情報や重要性の高い情報については、迅速な提供を心がけています。これらの情報を電子カルテに掲示することで、院内のすべての端末から容易に閲覧できるよう整備しています。提供する情報には、添付文書改訂情報、新規採用薬剤のトピックスに加え、医薬品の適正使用に関する記事を掲載したDIニュースも定期的に発行しています。
 また薬事委員会では採用審査に関する資料作成を行い、事務局としての運営管理にも携わっています。

医薬品に関するデータ集積および統計に関して

 従来からの医薬品安全性情報管理体制の充実に貢献するため、医薬品の使用状況、副作用報告、ヒヤリハット事例の収集に加え、公的機関や製薬メーカーから提供される各種医薬品情報の積極的な収集に努めています。収集した情報は、書面での通知、院内掲示板への掲載、医療スタッフへのメール配信などを通じて周知し、院内における情報共有の徹底を図っています。

病棟薬剤業務の統括および運営に関して

 当院では病棟薬剤業務を実施することで、他職種の業務軽減と薬物治療への積極的な関与を推進しています。各病棟では、専任薬剤師が医療スタッフへの情報提供や業務支援が行えるよう、薬剤部の共有ファイルを活用し、情報の掲示・共有を徹底しています。薬学的患者ケアとして、入院患者さんの持参薬確認や処方の事前チェック、関連薬剤の使用状況把握、薬物使用歴・アレルギー歴を考慮した治療モニタリング、処方提案などを通じ、医師と協働しながら、安全かつ有効な薬物療法を実践しています。これにより、患者さんの健康維持とQOL向上に寄与する臨床薬剤業務を展開しています。また、病棟業務の課題を整理し、情報共有を強化するため、定期的なミーティングを開催しています。

その他医薬品情報に関して

 薬剤部職員の知識向上を目的として、製薬メーカーによる新薬情報説明会の参加・企画に加え、プレアボイド報告の収集にも取り組んでいます。