専門看護師・認定看護師の紹介
[2024年7月11日]
ID:231
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患者・家族に起きている問題を総合的に捉えて、判断する力と広い視野を持って専門看護分野の専門性を発揮しながら6つの役割(実践、コンサルテーション、コーディネーション、倫理調整、教育、研究)を果たし、施設全体や地域の看護の質の向上に努めます。
医療現場の最前線で働く看護師たちを専門知識や技術で支援する看護師のことです。
当院では、特定の専門看護分野において熟知した看護技術と最新の知識を有する認定看護師10分野16名がリソースナースとしての役割を果たしています。
皮膚・排泄ケア認定看護師は、皮膚のこと(床ずれなどの治療が必要な傷や療養生活中に起こるさまざまな皮膚のトラブル)と排泄のこと(人工肛門や人工ぼうこう等のストーマケアや尿もれや便もれによって起こる問題)に関する専門的な知識と技術を有する看護師です。
これらの問題は、本人や介護をされている方の生活に大きく影響することもあります。わたしたちはその影響を少しでも小さくするために、入院中はもちろん外来や自宅等のそれぞれの場面で関わる医師や看護師等の医療関係者や介護・福祉関係者と協力しながら支援をしています。
感染管理認定看護師には、感染管理の専門的知識・技術を活かして、病院を訪れるすべての人を感染から守るという役割があります。そのため、感染対策チーム(ICT)・抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として、感染症対策や教育および相談対応などを行い、院内感染対策の向上に向けて日々取り組んでいます。
また、院内だけに限らず地域全体としても感染対策は重要であるため、近隣の医療機関や介護・福祉施設への情報提供や訪問指導を継続し、安心して過ごしていただける院外の場所づくりに貢献していきたいと思います。
私たち緩和ケア認定看護師は、がん・非がんを問わず、体験する体の不調や心のつらさ、大切なことを決めなければならない場面での葛藤など、さまざまな状況の、さまざまな苦痛を緩和します。
『がんになったことは不運だけれど、不幸ではない』という言葉があります。患者さんやご家族の日常が、笑いあり、涙ありの人間味あふれた時間となるよう支えてまいります。
がん化学療法は年々進歩があり、患者さんの病態や生活によって治療の選択肢が広がっています。 薬剤の効果を正しく学び、副作用と対処法について最新の情報を理解した上で、各患者さんが納得して治療が続けられるように支援したいといつも考えています。 治療中は『からだ』も『こころ』も辛いと感じる時期があるかもしれませんが、その苦痛の理解に努め、辛さがあっても『ご自分らしさ』が保てるようサポートさせていただきます。
私の役割は、乳がんの予防から終末期に至るまでの、乳がん患者さん・ご家族に必要な身体・心理・社会的支援を提供することです。
乳がん患者さん・ご家族は、治療期間も長くなり病気や治療への不安も大きいと思います。「ご自分らしい生活」が送れるように、患者さんに寄り添いながら、効果的な支援ができるようがんチームで取り組みます。
私は、手術を受ける全ての患者さんが、安全で安心して手術を受けるために専門的知識を深め、自信をもって看護を提供できるようになりたいと思い手術看護認定看護師になりました。
術前・術中・術後を通した継続した看護の充実を図るために、病棟・外来看護師と連携をしています。手術看護の実践を通して役割モデルを示し、看護スタッフに対して具体的な指導・相談・教育をして手術室看護の質の向上に努めていきます。
認知症の人が、さまざまな思いを持ち願う幸せにもそれぞれの形があることに私たちが気づき、その人らしさを見極め、ありのままを受け入れていくことが寄り添うことだと考えています。そのことは本人が持つ本質に迫り、理解や敬意となってケアのヒントも導かれていきます。
正しい知識のもと、認知症の人が体験している世界に思いを巡らし、本人の視点にたったケアを意識しながら、認知症の人やその家族が安心できる認知症ケアの実践を目指していきたいと思います。
さまざまな病気やけがで重篤な状態の患者さんに対して、少しでも早く回復され、その方らしい生活を取り戻してもらうための援助を、集中治療室のみならず院内で実践しています。
集中治療を受ける患者さんとご家族の思いに寄り添い、意思を反映できるよう努力し、不安な気持ちが少しでも癒されるようサポートします。
また、専門性を活かし、他職種とチームを組み、呼吸ケアや急変予防に関する活動から、院内のクリティカルケア看護の質の向上に努めます。
心不全はさまざまな疾患が原因となり発症します。1度発症すると増悪と寛解を繰り返すため、入退院を繰り返す患者さんが多いです。
心不全は生活習慣との関わりが大きく、発症予防・増悪予防には生活習慣の見直しが重要です。
しかし、「心不全になったから今までの生活を諦める」のではなく、心不全と上手く付き合いながら、その人らしい生活が継続できる支援をしたいと考えています。
心不全患者さんの療養支援、住みなれた環境での暮らしが継続できるための地域作りに力を入れていきます。
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