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チーム医療について

[2024年2月20日]

ID:885

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チーム医療

糖尿病教室

 糖尿病の教育入院患者を対象に多職種にて糖尿病教室を実施しています。その中で薬剤師は糖尿病治療薬と低血糖対策についてお話しています。薬剤毎の特徴や注意点、副作用とその対策について詳細にお伝えする事により、安心して薬物治療を受けて頂けるように尽力しています。
 また、外来患者さんへ向けても年に2回糖尿病教室を開催していますので、興味のある方は是非ご参加ください。

循環器教室

 心不全・心筋梗塞後の患者さんを対象に隔週で集団教室を実施しています。循環器用薬は長期的に内服する必要があるため、継続服薬の重要性をお話しして服薬アドヒアランスの向上に努めています。また、教室での指導内容は他職種カンファレンスで意見交換し定期的に見直しています。

栄養サポートチーム (NST)

 食事が十分に摂れていない患者さんに対して適切な栄養輸液メニューの提案を行っています。また治療上不必要だと思われる飲み薬や食欲不振の原因になっていると思われる飲み薬の減薬提案も行っています。

緩和ケアチーム

 医師、薬剤師、看護師、栄養士、ソーシャルワーカーなどがチームとなり、身体や心のさまざまな苦痛を和らげ、患者さんやご家族にとって可能な限り良好な生活の質(Quality of life)を実現させるためケアを行っています。
 その中で薬剤師は、疼痛コントロールのマネジメントやお薬の説明、副作用のチェック、また医療スタッフへの情報提供などを行っています。

院内感染対策

 医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師で構成された院内感染対策チーム(ICT)と抗菌薬適正使用支援チーム(AST)におけるチーム医療の一員として活動しています。
 ICTでは、昨今の新型コロナウイルス感染症やさまざまな薬剤耐性菌の伝播による院内感染を未然に防ぐため、耐性菌のサーベイランスや病棟での環境ラウンド、医療スタッフへの感染予防策の教育などを行っています。
 ASTでは、エビデンスに基づいた最適な感染症治療が行えるように、主治医や細菌検査室などの部門と連携して抗菌薬適正使用の支援を行っています。当院は関西でもいち早く質量分(VITEK-MS)やmultiplex PCR法 (FilmArray)を導入し、院内で迅速かつ正確な検査結果を得ることにより、入院早期からの最適な感染症治療に繋げることが可能です。薬剤師は、医師とともにASTの中心的な役割を担っており、血液培養陽性症例や抗菌薬のTDM業務、主治医からASTへのコンサルト症例の相談窓口などの活動をしています。

ICTカンファレンス

脳卒中チーム

 多職種から構成された脳卒中チームにより、良好な医療が提供できるように取り組んでいます。退院後の再発予防支援として、脳卒中発症後に自宅へ退院される方を対象に「脳卒中再発予防パンフレット」をお渡ししています。薬剤師は患者さんへの薬の説明を通して、病気についての理解を深め、継続して薬を服用していただくための一助となるように努めています。

ポリファーマシー削減チーム

 近年、ポリファーマシー(不適切な薬剤の併用による服薬過誤、服薬アドヒアランス低下、薬物有害事象のリスク増加等)が問題となっています。ポリファーマシー対策を実施することは、薬剤の適正使用の一貫としても重要です。
 これに対して当院では医師・薬剤師・看護師・診療情報管理士で構成される「ポリファーマシー削減チーム」を中心に活動しています。具体的な活動内容として、定期的なカンファレンスの実施や長期に6種類以上の薬剤を服用している患者さんを対象に、患者さんの希望の確認、中止・減量薬剤の検討、調整後の経過観察をしています。また退院後のフォローとしてトレーシングレポートやお薬手帳を活用し、薬薬連携を図っています。

術後疼痛管理チーム

術後疼痛管理に係る専門的知識を有する多職種(医師・看護師・薬剤師)からなるチームに薬剤師として参加しています。このチームは手術後の痛みや悪心・嘔吐等の副作用を和らげ、患者さんの安全・安心、早期離床、合併症予防に寄与することを目的としています。薬剤師は疼痛評価や状況に応じて症状緩和のための処方提案など、薬剤に関するサポートを積極的に行っています。