宗教上の理由等による輸血拒否に関する本院の診療方針
[2021年1月8日]
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本院では、すべての治療(薬物治療、手術、処置など)および検査について、基本的に「相対的無輸血」で行います。特に救急疾患や小児の場合は必ず「相対的無輸血」で行います。ただし疾患によっては、医師の判断で「絶対的無輸血」で行う場合もあります。ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
・相対的無輸血
治療(薬物治療、手術、処置など)および検査を患者さん・ご家族の意思を尊重して可能な限り無輸血で実施するよう努力するが、救命や生命の維持のために輸血が必要であると主治医が判断した場合は輸血を行う。主治医は「輸血謝絶兼免責証書」および「念書」を受け取らない。
・絶対的無輸血
事前に主治医と患者さん・ご家族が十分な面談をしたうえで、患者さんの意思を尊重して、治療(薬物治療、手術、処置など)および検査を無輸血で行う。「輸血謝絶兼免責証書」を患者さんから、「念書」をご家族から提出いただき、主治医が署名をする。
・輸血謝絶兼免責証書
輸血を拒否した結果として生じるいかなる事態に対しても、主治医を含む関係医療従事者および病院に対して、一切責任を問わない旨を記載した書面に、患者さんおよび主治医が署名するもの。
・念書
輸血を拒否した結果として生じるいかなる事態に対しても、主治医を含む関係医療従事者および病院に対して、一切責任を問わない旨を記載した書面に、ご家族および病院側立会人(=主治医)が署名するもの。
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