診療情報の連携による公衆衛生の向上への取り組みについて

　当院では、電子診療情報を基にしたデータベース構築を行っている一般社団法人健康・医療・教育情報評価推進機構と連携し、集団における医療の実態や薬剤の効果、安全性などを調べることにより、医療の質や公衆衛生の向上につなげる活動をおおなっています。

　本取り組みは政府や学会からの支援により、全国規模で実施されており、データベースの構築には全国180以上の医療機関が参加しています。

　電子カルテ情報、DPCデータ並びにレセプトデータ等の提供に際しては、それらの情報に適切な加工を行い、匿名加工情報として提供しております。作成および提供する匿名加工情報に含まれる情報の項目は、下記のとおりです。

• 病院電子カルテに含まれる病名、処方、検査値データ等の診療情報
• 病院電子カルテに付随する各診療科の部門システムの診療情報（病理システムからの病理診断情報、眼科診察システムからの眼科検査情報など）
• DPC  データ（入院、病名、医薬品情報を含む）
• 電子レセプト（医科およびDPC )

　上記のデータのうち、本人特定につながる可能性のある以下の情報は下記のとおり加工します。

• 氏名等の特定の個人を識別することができる記述等の全部または一部を削除または復元不可能な任意の文字列に置換
• 健康保険証の記号・番号等の個人識別符号の全部を削除または復元不可能な任意の文字列に置換
• 施設内の電子診療録  ID  等の個人情報と他の情報とを連結する符号を復元不可能な任意の文字列に置換
• 珍しい事実に関する記述等の特異的な記述等を削除、復元不可能な任意の文字列に置換また一は般化
• 上記のほか、必要に応じて適切な加工措置を講ずる

　暗号化されたデータをDVDやBlu- ray Discなどの記録媒体に記録し送付します。

　作成した匿名加工情報は、一般社団法人健康・医療・教育情報評価推進機構へ提供後速やかに削除し、当院で匿名加工情報を保管あるいは利用しません。

　当院における匿名加工情報の作成および一般社団法人健康・医療・教育情報評価推進機構への提供等についてのお問い合わせは、下記窓口までご連絡ください。
　
　問い合わせ窓口　　彦根市立病院　経営戦略室　TEL：0749-22-6050(代表)

　同機構は、医療機関、介護施設、教育機関等における各種情報の適切な保護およびその利活用を推進するために、2015年1月に設置された社団法人です。
　各種の情報から、個人情報保護のために匿名化してデータベース化することで、個人の健康増進や学術研究に貢献しています。

　同機構について、詳しく知りたい方はこちらから同機構のホームページ（別ウインドウで開く）をご覧ください。