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骨密度測定装置の紹介

[2019年8月27日]

ID:385

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新しい骨密度測定装置の紹介

骨粗しょう症は、骨密度の低下と骨質の劣化により骨強度が低下する病気です。

骨折しやすくなり、寝たきりの原因ともなります。50代で10人に1人、70代で半数の方が骨粗しょう症になると言われています。

DXAは正確に骨密度を測定できる方法としてWHOの基準に組み込まれており、2018年現在、骨粗鬆症の標準的な診断方法となっています。

従来の装置では、骨密度の測定のみ行っていましたが、今回導入した装置では骨密度の他に骨質の測定・体組成測定もできるようになりました。           

検査料は腰椎+大腿骨の測定で450点となります。(従来は140点でした)

全身用骨密度測定装置は、HSA(大腿部強度評価)と TBS(腰椎海綿骨構造評価)で骨質を評価します!

<HSA>大腿部強度評価
頸部、転子部、シャフトのしなやかさ、皮質骨の厚み、つぶれやすさ等を幾何学的に算出する。
このHSAに関しては骨粗しょう症学会でも重要な指標となっております。

<TBS>腰椎海綿骨構造評価
脊椎は骨量が低下すると明らかな転倒などがなくても徐々に圧迫骨折がおこりやすくなります。
腰椎には骨代謝が活発で骨の変化が現れやすい「海面骨」が豊富に含まれているため、
他の骨と比べて骨の変化を捉えやすくなります。
マイクロCTで得られる海綿骨の構造情報と相関する値を算出し、劣化の度合いを評価します。



<体組成測定>

軟部組織量(臓器、血液、体液含む)、筋肉量、脂肪量をグラム単位で部位別に定量化することができます。

適応症例は、内分泌疾患、メタボリックシンドローム、スポーツ医学などです


<測定方法>
イラストのように、検査台に仰向けに寝ていただき、腰の生理的な屈曲を補正するために、膝を少し曲げて腰椎の測定を行います。
この後、下肢を進展させ骨折しやすい大腿骨の測定も行います。
検査時間は、約20分間です。





骨密度測定の結果は用紙でお渡しします。

YAM(若い人と比較した値 腰は20歳~44歳、大腿骨は20歳~29歳の平均値)の評価判断

正常   YAMの80%以上
骨量減少 YAMの70%以上80%未満
骨粗しょう症 YAMの70%未満