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薬務課の業務紹介

[2023年10月18日]

ID:294

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薬務課の業務内容をご紹介します。

医薬品の期限・品質、保管状況、在庫等の管理に関すること

 医療が高度化・専門化していく中で、今までと比べて治療できる病気やその治療による効果が飛躍的に大きくなっています。それに伴い薬剤部が取り扱う医薬品の増加や高額化が進んでいます。また、国の方針によりジェネリック医薬品の採用数も増加しています。そのため、以前よりも医薬品の品質保全や在庫確保を含めた適正管理が求められており、SPD担当者と連携しながら厳密な医薬品管理を実施しています。

調剤・製剤業務の統括および運営に関すること

 新聞でも報道されているように医薬品の調剤過誤は、患者さんに重大な健康被害を及ぼす可能性があります。また、近年、薬剤師の業務は内服薬や外用薬の取り揃え業務だけでなく、高カロリー輸液や抗がん剤調製などの無菌的な調製業務も行っています。調剤部門を統括しマニュアル等を作成することで、全ての薬剤師が同じ手順で調剤や無菌調製が行える環境を整備し医療安全に寄与しています。

医薬品の治験に関すること

 医療が高度化・専門化していく過程において新薬の開発も進んでいます。治験は、新薬開発過程において人体にどのような影響を及ぼすのかを確認します。有効性・安全性を確認した上で新薬として承認されるための必要な情報を収集する作業工程です。新薬として承認・市販後も副作用の情報を収集するためのに市販後調査や副作用報告などがあります。薬務課では、治験だけでなく市販後調査や副作用報告を積極的に行うことを通して新薬開発に寄与しています。

薬務に関する文書および保管に関すること

 医薬品の使用や保管は法令の定めを遵守する必要があり、それに伴い文書管理が求められているものもあります。例として、ある薬剤を誰に何時どれだけ使用したのかを記録として残すなどです。医薬品によっては20年間保管する義務が定められているものもあります。薬務課ではそのような管理全般を統括する業務を担っています。