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薬品情報課の業務紹介

[2022年3月16日]

ID:293

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薬品情報課の業務内容をご紹介します。

医薬品のマスター管理に関して

 当院では処方オーダリングシステムを導入しており、個々の医薬品について独自の情報提供が必要な場合は医師が処方オーダーをする際、注意すべきメッセージを表示されるよう設定しています。また併用禁忌チェックシステムを設定することで、1人の患者様に対して全ての内服、注射、外用薬や病名を対象に併用禁忌薬のチェックを可能にしています。そしてこの処方オーダリングシステムを整備することで、病名や併用薬の禁忌情報を反映させ、医師の処方支援を行っています。他にも名称の薬効併記や規格を明示することで医療安全の面においても寄与しています。

DI業務に関して

 DI(医薬品情報)にはいろいろな情報がありますが、その情報を1つ1つ評価して、緊急性のある情報や重要性の高い情報について迅速に情報提供するよう心がけています。そしてそのような情報を処方オーダリングシステムに掲示することで、院内のどの端末の電子カルテからでも情報の閲覧が可能になるよう整備しています。提供している情報の内容としては、添付文書改訂情報、新規採用薬剤のトピックス等で、医薬品適正使用等に関する記事を掲載したDIニュース等も定期的に発行しております。
 また薬事委員会においては採用審査に関する資料作成を行い、薬事委員会事務局としての機能も果たしております。

医薬品に関するデータ集積および統計に関して

 従来からの医薬品安全性情報管理体制の充実へ寄与するため、医薬品の使用状況、医薬品に関わる副作用・ヒヤリハット情報、さらには公的機関や製薬メーカーからの各種医薬品情報の積極的な収集に努めています。そして収集した情報に関して書面での通知や院内掲示板への掲示、若しくは医療スタッフへのメール配信を行うなどして情報の周知徹底を心がけています。

病棟薬剤業務の統括および運営に関して

 当院では今年度から病棟薬剤業務を実施することで他職種の業務軽減および薬物治療における薬剤師の積極的な参加を行っています。担当している各病棟において、専任薬剤師が医療スタッフに対して情報提供、若しくは病棟業務支援が行えるよう薬剤部共有ファイルへの情報の掲示・共有化を行う等、さまざまな方面から支援しています。薬学的患者ケアに関しては、入院された患者様の持参薬の確認と処方の事前チェック、関連薬剤使用状況の把握、薬物使用歴やアレルギー歴を考慮した治療モニタリング、処方提案といった活動を通じて医師と協同し、有効で安全な薬物療法を支えることで、患者様の健康とQOLの向上につながる臨床薬剤業務をおこなっています。また病棟業務を行う上での問題点や情報の共有化を図る為、定期的にミーティングを開催しています。

その他医薬品情報に関して

 薬剤部職員の知識レベル向上のため、製薬メーカーによる新薬情報説明会の参加、企画、またはプレアボイド報告の収集を行っています。