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医学生実習情報/医療関係者の方へ

[2021年2月3日]

ID:153

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医学生実習情報

京都大学医学部 学生実習について

本院は京都大学から糖尿病栄養内科関連の実習施設となっています。主として糖尿病について3週間の実習を予定しますが、希望に応じて循環器科、救急、消化器科、呼吸器科など内科系の実習をフレキシブルに取り入れることが可能です。勉学意欲に燃えている学生を歓迎します。

滋賀医科大学医学部 学生実習について

内科系、外科系の実習を行っています。可能な限り希望に沿うようにしますので相談ください。勉学意欲に燃えている学生を歓迎します。

関西医科大学医学部 学生実習について

本院は関西医科大学から形成外科、心療内科、緩和ケア関連の実習施設となっています。勉学意欲に燃えている学生を歓迎します。

福井大学医学部 学生実習について

内科系、外科系の実習を行っています。可能な限り希望に沿うようにしますので相談ください。勉学意欲に燃えている学生を歓迎します。

宿舎について

医師・臨床研修医・医学実習生を問わず、病院敷地内(病院構内から徒歩1分)の宿舎が利用可能です。ただし、電気、水道、ガス代のみ実費必要です。万が一、宿舎が利用できない場合でも、賃貸住宅の家賃補助がありますのでお気軽にご相談ください。

内科系

基本理念と特徴

内科学は臨床医学すべての根幹をなすものである。したがって、基礎医学を含めた幅広い医学の基礎を習得し、全人的医療を行うことを内科実習の基本理念とする。問診、身体診察に始まり必要な検査、治療、リハビリや予防医学的な指導までを計画、実践できる能力の習得をめざす。本院内科には消化器、血液、糖尿病内分泌、循環器、神経、呼吸器、心療内科、緩和ケアの各分野が存在し、先進医学のみならず安全で質の高い医療を提供するために、各専門医師が指導にあたり、コメディカルスタッフとのチーム医療を体験する。

外科系

地域医療を担う第一線の病院において、大学で学んだ知識を臨床の場で再確認するとともに、生きた知識を吸収し、さらには今後医師となるにあたってどのようなことを学べばよいかを感じとってください。外科系各科(外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、形成外科など)の手術見学のみならず、診断から術前・術後の対応にいたるまで幅広く体験できます。また可能な範囲で基本的医療行為も実習していただけるよう考慮します。

救急

当院救急センターは湖東医療圏の機関病院として救急搬送は基本的に断らない方針で運営されています。特に重症外傷や心肺停止例の受け入れは滋賀県下でも症例数が多いのが特徴です。学生の皆様で救急医療に関心をお持ちの方は、日当直の医師についていただき、その診療を見学していただきます。心肺停止の症例が搬送されてきた場合には、蘇生チームの一員となって心肺蘇生をしていただきます。もちろん内科系、外科系、小児科とご希望の分野の救急診療の見学も歓迎いたします。

彦根市立病院での臨床実習体験記

実習を経験した方からの感想文をご紹介します。

京都大学医学部5回生 M・Kさん

自分の目標とする医師像というのはどういうものだろう。このことを改めて考えさせられた三週間でした。
実習中に、先生方が“地方の病院はどこも業務がきつく、次々に医師が開業していったり若手が都会に集中したりしている。今自分たちを支えているのは、医が仁術であり、人を救うのが至上命令だという誇りだけだ。”とおっしゃっていました。
自分の将来進む道の選択にあたっては、自分の興味云々ももちろん大切だけれども、最終的には、医学という科学にのみ目を向けてはいけない。まず最初に、人ありきであると教えられたように思います。人を救うため、自分にできることは何なのかを考えながら、切磋琢磨していきたいです。

京都大学医学部5回生 H・Kさん

私は彦根市立病院にて3週間に渡って、臨床実習をさせていただきました。第1週目は循環器科、第2週目は消化器科、第3週目は糖尿病科と3つの科を回らせていただきましたが、どの科の先生方も熱心に教育してくださり大変勉強になりました。
また、私自身この彦根市立病院での実習が初めての病院実習であり、不慣れな環境に不安なこともありましたが、病院関係者の皆さんは親切に接してくれました。本当にありがとうございます。
この臨床実習を通して机上の勉強では得ることのできない、活きた医療というものを学ぶことができたと思います。医師としてこれから先、生きていく上での心構えや、患者さんとのコミュニケーションのあり方、他の医療スタッフとの関わりの大切さなど、実際の医療現場を過ごす中で考えることはたくさんありました。今はまだ学生の身であるので、直接関わることのできないこともありましたが、指導してくださった先生方を通じて臨床の雰囲気を肌で感じることができ、それが一番の収穫であったと思います。

京都大学医学部5回生 Y・Yさん

病院実習が始まって初めての病院が彦根市立病院でした。何も勝手がわからないまま来ましたが、ここでの3週間の病院実習を終えることができました。
第1週の回った循環器内科では、O先生に聴診や心電図判読など丁寧に指導して頂きました。当直明けでほとんど寝ていらっしゃらないのに次の日も外来や救急をこなし、愚痴ひとつこぼさず笑顔で私たちを指導してくださる姿には感動しました。
第2週に回ったのは消化器内科でしたが、特に消化器内科は先生たちが本当に忙しそうでした。彦根市立病院でも他の地方の病院と同じく医師不足の問題があるという話も聞きましたが、その現状が少しわかった気がしました。
第3週は糖尿病内科を回り、糖尿病の患者さんを多く見ることができました。一見そんなに太っていない健常に見える人でも糖尿病を患っているのを知り、糖尿病が自覚症状の少ない沈黙の病であることがよくわかりました。医師になるにあたり、糖尿病についてはしっかり勉強しておこうと思いました。
実際に医師の先生方の話を聞いていて、教科書でやる勉強だけでは先生方には全く追いつけないなと思いました。本当のプロになるためにはできるだけ多くの患者さんを診て、できるだけ多くの経験を積まなければならないと痛感しました。
病院の方々にはいろいろご迷惑をおかけしましたが、よい病院実習ができたので大変感謝しています。ありがとうございました。

滋賀医科大学医学科第6学生 H・Kさん

今回、3週間という短い間でしたが、彦根市立病院で病院実習をさせて頂けたことは、私にとって大変有意義なものとなりました。
まず驚いた事は、寮として個別に部屋を貸して頂け、さらにその部屋がとても広かったことです。淋しさを覚えるほどゆったりした部屋で、くつろげたため、良い病院実習を送る事ができました。また、研修医室も自由に使わせて頂き、大変居心地が良かったです。研修医のO先生も嫌な顔一つせず私たちを大目に見て下さり、大変お世話になりました。
実習では、外来や検査を主に見せて頂きました。common diseaseだけでなく、難しい疾患にも触れられ、とてもためになりました。
3週間、本当にいろいろな皆さんにお世話になりました。本当にありがとうございました。

滋賀医科大学医学科第6学生 M・Mさん

3週間という期間、泊まり込みで彦根市立病院で実習させていただいた。実習が決まった時は、彦根市立病院についての予備知識が殆どなく、また、一人で外科系をまわるということ、宿泊に関する不安、彦根周辺の地理を知らないこともあり、困惑した。しかし、実習期間を通して、院長先生・副院長先生をはじめとして、外科系各科の部長先生によく接していただき、たくさんの先生方に親切に御指導いただけた。大学の臨床実習とはまた違う雰囲気で、各科の仲が良いアットホームな病院という印象を受けたし、飲み会に連れて行って頂いて、その思いは強くなった。
実習内容も充実していた。全ての手術を清潔で見学させていただき、差し支えのない範囲で手伝わせていただいた。外来も多く見学させていただき、大学で見る事のない形成や乳腺なども含めて、有意義なものにできた。
個人的には救急外来に興味があったので、もう少し実習の機会があればよかったと思うが、全体的には非常に満足している。
宿泊施設は、研修医の宿舎を利用させていただいた。テレビが置いてない事に少々驚いたが、それ以外については快適に過ごせた。内科系の3人と同じ屋根の下で泊まったという点も大きいように感じる。
彦根での生活が終わるのも寂しいような気もするが、医師になるためのステップアップのひとつとして、更に勉強を進めていきたい。

滋賀医科大学医学科第6学生 K・Nさん

彦根市立病院では、消化器、糖尿病、小児科で実習をさせていただきました。各科の先生方ともに忙しい中、質問に答えてくださり、チュートリアル形式で症例を説明くださったりもして、とても丁寧にご指導いただきとても勉強になりました。
外来、検査、カンファレンスなどカリキュラムのバランスもよく、私の小児科をもう少し増やしてほしいとの突然の希望にも対応していただいて、とても有意義な実習になりました。3週間回らせていただく中で、市中病院の雰囲気を体験する事ができたのもよかったと思います。
この3週間は病院の宿泊施設に泊まったのですが、部屋も広く、キレイでとても快適に生活できました。あえて要望を言わせていただくとすると、部屋に机があれば、部屋でも自習ができ、よりよかったかと思います。あとTVとお風呂に椅子があれば最高だと思います。
実習、宿泊施設ともに充実していて、とても有意義な3週間を過ごすことができました。ありがとうございました。

滋賀医科大学医学科第6学生 Y・Kさん

この3週間は学内の臨床実習とはまた違い、縫合や、糸結びなどを始め、手技の向上に努められた事や、たくさんの先生方に実習に関する事はもとより、将来の医師像についても話を聞けたことが良かったと思う。
また、大学病院の外科、内科の在り方と、市中病院の外科、内科の在り方で、それぞれの利点、欠点など、幅広い視点からの医療というものを見られた気がする。
実習のシステムは満足いくものであり、病院の近くに寮があり、その寮の臭い以外は良かったと思う。

滋賀医科大学医学科第6学生 A・Eさん

三週間という短い期間でしたが、希望に沿って多くの科を回らせて頂き、とても勉強になりました。特に循環器内科は、毎日心音を聞かせて頂いたり心電図を読ませて頂いた事で、大学のポリクリで学んだ以上の広い知識を得られたと思います。小児科の外来では、大学病院では見られないcommon diseaseを多く見る事ができました。更に、外来では診られなかった重要な疾患のスライドを見せて下さり、大変多くの事を学ばせて頂きました。
市中病院での実習は初めてでしたが、大学とは違ったスピーディな検査や治療に驚き、大学病院と市中の総合病院との役割の違いを実感しました。
研修医ルームはPCとプリンターを使わせて頂き、とても居心地が良かったです。研修医の先生には進路の相談に乗って頂いたり教科書を貸して頂いたりと、大変お世話になりました。また、京大からの二人の5回生とも仲良く実習することができ、他大学との交流があって良かったと思います。
歓迎会やヘリポート見学など、勉強面以外でも先生方と楽しい時間を過ごすことができました。歓迎会は、若い医師としての心構えや医師として働いていくコツ、先生の本音など、和やかな場でしか伺えないお話を聞けた貴重な時間でした。
宿舎ですが、私が使わせて頂いた部屋では臭いがあり、実習終了後に教科書類を風通ししていますが今でも臭いが消えず困っています。それ以外は、広いお部屋で、インターネットもでき、更に寝具・カーテン・トイレットペーパーまで用意して頂き、事務担当の方には大変感謝しております。
最後になりましたが、3週間、お世話になった先生方、職員の方々に深くお礼申し上げます。

滋賀医科大学医学科第6学生 T・Kさん

5月7日から23日までの間、外科系診療科にて実習させていただきました。
彦根市立病院での実習は、大学での実習と比べて外科系診療科の手術や処置を術者のすぐ近くで見ることが出来たので理解が深まりました。
特に脳神経外科の先生方には、予定表にない情報を随時お知らせして下さるなど、大変お世話になりました。慢性硬膜下血腫の患者さんが穿頭・洗浄術の最中に次第に容態が改善していく様子が印象に残っています。
また、研修医室の設備を使わせていただけたことや、院内PHSでスタッフの方々といつでも連絡ができたことが実習に大いに役立ちました。
大変満足な2週間半でしたが、改善をお願いしたい事があるとすれば、宿舎の設備に冷蔵庫と机がないことはあらかじめ知っておきたかったという点が挙げられます。
地元彦根の医療を支える先生方の様子を直に拝見でき、いずれは滋賀県の医療に携わりたいという思いが強くなりました。
日ごろの業務でお忙しい中、私たち実習生に良き学習の場を提供してくださった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

彦根市立病院より

彦根市立病院での実習について、満足だったとの声が多くありました。また、不満足だったとの声については、改善をし、特に宿舎に関してはさらに快適に過していただくよう大幅に改善いたしました。今後もよりよい実習のための環境づくりに努めていきます。