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HTLV-I陽性といわれたら(その3)/病院からのお知らせ

[2018年8月21日]

ID:136

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HTLV-I陽性といわれたら(その3)

4.それではどうすればいいの?

HTLV-Iの感染力は極めて弱く、大量の生きたウィルスの感染細胞(リンパ球)の移入がないと感染しません。しかもこのウィルス感染細胞は乾燥・熱・洗剤で簡単に消滅させることができるため、水・衣類・食器・寝具・器具などを通して感染することはなく、蚊に刺されたり、公衆浴場に入っても感染しません。インフルエンザウィルスのようなくしゃみ、咳などによる飛沫感染もありません。したがって、普通の生活での家族内感染や職場での感染、さらに歯の治療・はり治療・理髪などによる感染もありません。特別の配慮は必要ありません。
また、HTLV-I抗体を保有するキャリアの血液は輸血には使用できませんので、献血は控えてください。(キャリアは、日本には100万人程度いると推定されています)
今後は、少なくとも年に1度は血液内科医の診察を受けて、血液検査をしてください。
※HTLV-Iについてわからないことがありましたら、納得いくまで担当医に聞いてください。 
彦根市立病院 内科(血液)