病理診断科
診療の基本方針
病理診断科では,組織診断,細胞診断および病理解剖を主たる業務としています。
組織診断および細胞診断については、ほぼ全ての領域の検体を対象として,肉眼観察および顕微鏡観察を基本とする各種手法を用い、悪性腫瘍をはじめとする病変の有無,性質,進行度などに関する報告を行っています。
病理解剖については,主に入院中の死亡例を対象として、病変の進行度の評価,治療効果の判定,臨床診断の妥当性の検証等を含めた総合的な病態解析を行っています。
特色ある検査・治療・医療設備
-
各診療科との緊密な連携による病理診断: 常勤病理医の在籍により、各診療科との情報交換が随時可能であるため,診断報告に関する照会や要望への迅速かつ柔軟な対応が可能です。
- 最新の疾患概念やコンパニオン診断への対応: 最新の疾患概念に則した病理診断や分子標的療法のコンパニオン診断を行うために、80種類を超える免疫組織化学用抗体および同時に30スライドの染色が可能な自動免疫染色装置を保有しています。さらに、院内では実施できない特殊な染色や分子病理学的手法についても、必要時に速やかに外部機関へ依頼できる体制を構築しています。
院外への対応
院外の医療機関からの診断依頼および各種相談に対応しています.
参加できる勉強会
- 臨床病理検討会(CPC): 病理解剖症例について、主治医、解剖医、初期臨床研修医その他関係者が参加する症例検討会を開催しています。不定期(2-5回/年)。
医師の紹介
医長 小上 瑛也(こがみ あきや) 平成24年卒業
- 専門分野・得意疾患
病理診断学 - 認定医・専門医
日本病理学会認定病理専門医
太田 諒(おおた まこと) 平成18年卒業 (臨床検査科_診療局 部長)
非常勤 竹治 みゆき(たけじ みゆき) 平成19年卒業