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褥瘡発生率/QI 医療の質の指標

[2023年11月20日]

ID:110

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褥瘡発生率

本指標は、集計期間中における延入院患者数の中で、「真皮までの損傷」以上の褥瘡が新たに発生した比率を示しています。

集計期間

令和4年4月1日~令和5年3月31日

集計結果

結果
件数
褥瘡の度合いd2以上の褥瘡の新規院内発生患者数20
全体患者数118,574

(除外項目)
日帰り入院患者数(同日入退院患者も含む)

223
(除外項目)
入院時にすでに褥瘡保有が記録されていた延べ患者数
5,098
(除外項目)
調査期間より前に褥瘡新規院内発生が確認され継続して入院している延べ患者数
159

褥瘡の度合い

度合い
Depth
(深さ)
内容
d0皮膚損傷・発赤なし
d1持続する発赤
d2真皮までの損傷
D3皮下組織までの損傷
D4皮下組織を超える損傷
D5関節腔、体腔に至る損傷
DU深さ判定が不能の場合

褥瘡発生率

算出方法

褥瘡(d2以上)の院内新規発生患者数÷入院延べ患者数×1000=(単位‰)

※入院延べ患者数とは、全体患者数(118,574人)から除外項目の件数を引いた数

算出結果

0.18‰
算出結果
令和4(2022)年度0.18‰
令和3(2021)年度0.13‰
令和2(2020)年度0.09‰

コメント

 褥瘡は発生することで痛みを伴うなど、患者のQOLの低下をきたします。また、入院日数の増加や医療費の増大だけでなく療養場所の選択にも関わってくるため、患者・家族にとっても病院・社会にとっても大きな問題です。

 超高齢化社会に伴い、褥瘡発生のリスクが高い方が増える中、褥瘡発生を少しでも減少させるため、当院では他職種からなる褥瘡対策チームで対策を検討・実施することにより、一般病棟における推定褥瘡発生率(日本褥瘡学会2016年)の全国平均値の5分の1以下の発生率を維持しています。今後もこの水準を維持できるように、取り組みを続けます。